清須会議 - シネマ
三谷幸喜のわりに、
纏まっちゃってたなぁ~と。
映画の造りがだんだん手堅くなってきた感じで、
映画としてはOKだけれど、
三谷ワールド的な面白味が少なかったかな。
という印象です。
これまで、映画づくりは、もしや、とても下手くそなのではないかと思っていて、
でも、何故か捨てがたい魅力があって、素人臭さも含めて好きだったのですが、
悪くないのに、素直に褒められない、喜べない・・・、どうしたら良いんでしょうね(笑)
清須城のセットは、舞台人らしい演出でしたね。
庭を真ん中に回廊状にそれぞれの登場人物の居室があり、
人間関係、駆け引き・・・場面転換が舞台みたいで面白かったです。
珍しく、映画冒頭のダレちゃう感じも、今回はなくて・・・
編集も、お上手になられ・・・それがかえってつまんない!なんて、言ってはいけないんでしょうね(笑)
また、バロック調のBGMも良かったと思います。
人間の内言語を現すのにベストマッチでした。
原作も読んでいたので、
映画になると、どんなかしら?と、楽しみにしていましたが、
期待を裏切らない映画でした。
それが、裏切りだ、と思うのは、多分、とても、わがままなことですよね(笑)。