歌舞伎の見得と HAKA(RWC オールブラックス)
小さい頃はテレビ観戦ですが、ラグビーの試合はよく見ていました。
成人の日の日本一決定戦など、家族でテレビを囲んで、我が家の冬の風物詩でした。
何時から遠ざかっていたのか・・・。
HAKAを知ることになったのは、息子の通う高校の文化祭。
野球部がHAKAを演っていたのがきっかけでした。
それから、オールブラックスを始めとするニュージーランドに伝わるHAKAの儀式を目にするようになりました。伝統とか、部族・仲間・家族を命がけで守るとか、厳かな中にも、血を熱くする何かを感じるHAKAはとても好きです。
昨日の南アフリカ戦は試合もさることながら、HAKAがとても楽しみでした。
そして、HAKAを見ていて、いつも思い出すのは、これまた、大好きな歌舞伎。
歌舞伎の見得は、いわゆるその役者を舞台の中でクローズアップさせる手法なのですが、相手を威嚇したり、自分の力を誇示したりするときに、真っ赤に染めた舌を出します。
国が違っても、文化が違っても、人の表現は、特に動物的な部分では、同じなんだなぁと、思うのです。