民藝の街 松本 再び & 草間ワールド
安曇野に2泊、親友の従妹夫婦のお宅に逗留です。
それは、それは歓待していただいて、初対面のはずなのに、
おもてなしが素晴らしくて、昔からの知り合いのように、寛がせていただきました。
ご家族みなさんのお人柄なんだと思います。
夕食は食卓を囲んで、楽しい時間を過ごさせていただきました。
ゆっくり休ませていただいて、翌日は松本市内に出掛けました。
一晩明けて、案の定、積雪15センチくらいかな。
さすが道路の除雪は行き届いていて、軽自動車の小さなタイヤでも全然心配ありませんでした。
松本城も雪を頂き、荘厳さが増しているように感じました・・・
お堀の周りをぐるりとドライブしただけで、降りなかったので、写真は残念ながらありません(笑)。
まずは松本民芸館へ。
当日は、その先にある扉温泉が積雪による倒木で宿泊客が孤立するなど、
大変なことになっていたらしいのですが、そんな事とは露知らず・・・
こちらは至って静かな世界が広がっていました。
長屋門、雑木林の庭、なまこ壁の蔵造りの建物が癒しの空間を創り出しています。
収蔵品は、丸山太郎が収集した、名もなき職人が手仕事でつくった日用品なのですが、
その美しさ、健やかさは「用の美」にあふれるものばかりです。
その、丸山太郎の営んでいた中町通りの「ちきりや工芸店」さんがこちら↓
今回、私は漆塗りのレンゲを求めたのですが、その包み紙は、丸山太郎のデザインによるものです。
丸山太郎が残した 「美しいものが美しい」のことばは、実に言い得て妙だと思います。
ランチは、やはり中町通りのクワトロ・ガッツで・・・
このほか、サラダとデザートも付いてお手頃です。
さて、午後は草間ワールド・松本市美術館へ
松本出身の草間彌生の作品が常設展示されています。
何故か、とても魅かれるものがあって、
自分の奥底にあるものとシンクロする瞬間を感じることがあります。
自分の内面を具現化されて、そこを覗きこんでいるような・・・なんとも言えない感覚なのですが、
怖いもの見たさというか、対峙しているとエネルギーをとても消耗してしまうのに、
見ずにはいられないというか・・・
表現は水玉と網目に集約されていったとのことなのだそうです。
鏡を使った立体的な視覚に訴える造形は、アトラクション的な要素もあり、
美しく、恐ろしい世界の入り口のようで、どんどんエネルギーを吸い取られてしまって、
出る頃には、クタクタになってしまいました。
なのに、また観てみたいのです。
まさに怖いもの見たさ・・・!
美術館内の施設も草間ワールド炸裂です。
この作品は撮影可、ということで撮らせていただきました。
草間ワールドに大いに魅せられ、
思わず、お土産を購入(笑)
マウスパッドを2枚。
自宅と会社で使っています。