真夏の百日紅

　今日は大切なお客様がいらっしゃるので、

　大好きな百日紅の花が咲くといいなぁって、この一週間ほど、ずっと見守っていて。

　　北斎の娘・お栄を主人公にした、杉浦日向子先生の文藝漫画「百日紅」は

　　江戸庶民の熱さ、北斎のエネルギー、お栄の思いを

　　その百日咲き続けるという、

　　それも、モリモリと咲き、絶え間なく散らしつづける百日紅の花に喩えたものでしたが、

　　私も以前から、夏の青い空に真っ赤に咲き続ける百日紅の花から、

　　ほとばしる強いエネルギーと生きる力を感じ、毎年、励みに見上げ続けていました。

　　だから、庭には、絶対、百日紅を、と思っていて、

　　そして、今日こそは、絶対咲いていてほしくて・・・

　　

　　

　　百日紅は、

　　私の気持ちを分かってくれる優しい花でもありました。