ボクを包む月の光-ぼく地球次世代編- 日渡 早紀・著 白泉社 花とゆめCOMICS
今でも買い続けている数少ないコミックス本の一つです。
前シリーズ「ぼくの地球を守って」からのお付き合いですから、足掛け何年になるでしょうか?
恐るおそる、第1巻の奥付を確認したら、初版は1987年でした。
もう25年になるんですね。
1994年生まれの息子は、母親(私)の希望で、我が家、親戚、幼馴染たちからは、「りん」と呼ばれている理由は、言わずもがな、です。
この年、前シリーズが完結しました。
今や、両シリーズとも、息子の愛読書となっており、次世代編を次世代が読んでいることに、ちょっとした感慨を覚えます。
ストーリーはかなり遠大で、一口で説明するのが難しいのですが、
現在に生きながら、前世の記憶や引き継いでしまった能力のしがらみに影響されながら、傷ついたり、争ったり、恋愛したり、助け合ったり、二つの時間軸で、前世のストーリと現代のストーリーが並行して進んで行きます。
SFなのですが、よく見られるストーリの破綻がなく、とても入念で、最後の結末まで、一気に持って行ってくれるので、そういう点でも大好きなマンガです。
今シリーズは、前シリーズの主人公だった2人(結婚した)の息子を軸に話が展開していきます。
やはり、前世のしがらみや影響は大いに存在していて、ストーリーの欠かせないファクターになっています。