探偵はバーにいる 東 直己・著 早川書房kobo
本屋のUPは久しぶりです。
歌舞伎検定の準備で歌舞伎関係の本ばかりを眺めていた時期があったり、
仕事で書類をたくさん読むので、少し、活字が重く感じたりしていましたが、
まずは、ダウンロードしたまま、ほったらかしだった
「探偵はバーにいる」を片付けようと決心しました。
こちらも、「ストロベリーナイト」と同様、
映画化された最初の作品の題名は、
ススキノ探偵シリーズ 1作目の「探偵はBARにいる」となっていますが、
原作は2作目の「バーにかかってきた電話」なのだそうです。
そうとは知らぬ私は、映画館の予告編で観た大泉洋の怪演が気にかかり、ついダウンロード。
読んでみて、最初に思ったのが、
ススキノが舞台で、登場人物はみな訛りがあるセリフ。
慣れるまで、少し時間がかかりました。
それから、これって何時書かれたの?と
ソープはトルコだし、
携帯電話は公衆電話、もしくはお店の電話の呼び出し、
挙句、女子短大生は「スケタン」って、もう死語でしょう?
そんな前からあった本だったのかと、
何やら、自分の若かりし頃の風景と重なって、妙に懐かしい本でした。
ミステリーとしても、もちろん楽しめましたよ。
お若い方には、映画の方が分かりやすいかもしれません。