まぁ姉の My favorite things

きものと歌舞伎をこよなく愛する麻亜家の 麻亜 (まあ)です。 日々の暮らしの中のささやかな幸せ、発見、驚き、装い、想い、・・・そして小さなつぶやき(笑)。 お時間が許しましたら、どうぞ、お付き合いくださいませ。

天使の卵シリーズ 追補

 
  本日は、軽井沢の先、立科町が運営するクラインガルテンの公開抽選に参加するため
  出掛けてきました。
 
  ヨコハマの我が家からは、
  第三京浜、環八、関越自動車道上信越道「佐久」というのが通常のルートのようです。
 
  ドライブで助手席に乗って、車窓からの眺めを楽しみながら、
  物思いに耽る時間は、私にとっては至福の時間。
  運転する夫には申し訳ないけれど、しばしば自分だけの世界に埋没してしまいます。
 
  環八は相変わらずの渋滞で、ため息が出てしまうけれど、
  高井戸、石神井大泉学園、関越道と「天使の卵シリーズ」に登場する地名を見ながら、
 
   
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  大切な思い出を、頭の中で何度も咀嚼するように、
  シリーズのいろいろな場面を思い出しながら、いろいろな思いを整理することに没頭してしまいました。
 
  こういう時に、今まで気づかなかった自分自身を発見したり、
  過去のいろいろなことの辻褄が合って、ストンと腑に落ちたり・・・
 
  傍から見たら、笑ったり、涙ぐんだり・・・多分とてもヘンな奴にみえるに違いありませんが、
  そんな作業ができる時間がとても好きです。
 
  そして、そうさせてくれる作品に出会ったことが幸せです。
 
  シリーズを通して登場する「歩太(あゆた)」と「夏姫(なつき)」に寄り添いながら、
   二人を、その死により絶望の淵に立たせることになってしまった「春妃(はるひ)」の存在の強さと美しさ、
   「夏姫」に寄り添い、互いの支えとなっていく「慎一」の感性の鋭さ、
   「歩太」に救いをもたらした「茉莉(まり)」の素直で純粋なゆえの愚かさ
  そんなことにふつふつと思いを巡らしながら、静かで豊かな時間を過ごします。
 
  しばらくの間はゆっくり頭の中で咀嚼し、
  そして、いつの間にか、自分に馴染んてしまうまで、楽しみたいと思います。
 
  村山由佳さんの人となりも、
  ご自身で公開されたブログの日記(ヘヴンリー・ブルーのあとがき)や
  インタビュー記事(天使の柩のあとがき)で触れ、
  共感できることや私に近しいものを感じ、作品とリンクして、ますます興味深く思っています。