かなり急な
切通しなのですが、越えると源氏山、銭洗弁財天にたどり着きます。
ホンと急・・・なのです。
源氏山を掠めて弁財天を過ぎ、山を降りていく右手に、
私の大好きな佐助稲荷があります。
思うに、特に佐助稲荷が好きなのではなく、
どこであっても、お稲荷さんのあの重なる朱の鳥居に妙に魅かれるのです。
どこか違う世界への入り口に見えませんか?
街角の何気ない景色が鎌倉です。
苔むした屋根から・・・
さて、さらに坂道を下り、佐助トンネルの手前から右に折れて、
まだ、紅葉が残ってました。
紅葉から覗く洋館の青い屋根が印象的です。
お庭には、秋の薔薇の名残があり、
訪れる人を楽しませてくれます。
催し物は、
歌人の「山崎方代(やまざき ほうだい)」さんでした。
私は、初めて目にしましたが、魅かれる、素敵な歌が多くて、初めて会ったような気がせず、
思わず、図録を買って帰って来ました。
「方代」は「生き放題、死に放題」の「ほうだい」なのだそうで、
実際、最後まで自由な方だったようで、
その自由さが歌にキラキラ現れている、そんな風に思いました。
鎌倉文学館は、私のお気に入りの場所に加わりました。