王様と私 <新・午前十時の映画祭>
最近は、渡辺謙さんのブロードウェイ デビューで話題になっておりましたが、
やはり、シャムの王様はユル・ブリンナーが素敵です。
たしか、昔の記憶では、
この役で大当たりして、スキンヘッドのイメージが定着したため、
その後もずっとスキンヘッドにされたとか・・・。
原作は、実在の人物の回想録で、
映画化は、この作品が2作目です。この間に舞台化がありミュージカルとして定着しました。
ミュージカルとして残念だと思うのは、
劇中歌でヒットしたのが、クライマックスの「Shall we dance?」のみで、
それも、今や周防監督作品の方が有名なくらい・・・。
映画の中で「アンクル・トムの小屋」をタイの芝居に仕立てて演じる件がありますが、
この劇中劇の演出が、私はとてもお気に入りです。
とても良くできていて、感心してしまいます。
1956年日本公開
アカデミー賞主演男優賞(ユル・ブリンナー:王様)
アンナ(私):デボラ・カー