まぁ姉の My favorite things

きものと歌舞伎をこよなく愛する麻亜家の 麻亜 (まあ)です。 日々の暮らしの中のささやかな幸せ、発見、驚き、装い、想い、・・・そして小さなつぶやき(笑)。 お時間が許しましたら、どうぞ、お付き合いくださいませ。

薄物の羽織・・・季節の変わり目に。


  晩春から初夏になると、
  袷のきもので、コートも羽織もショールもいらなくなって、
  いわゆる「帯付け」で出かけるのに良い季節になります。

  秋から冬にかけての季節も、
  同じ理由で、きもので気楽に出かけられる季節として、
  大好きだったのですが・・・

  きもので出かける機会が多くなるほど・・・
  歳を重ねるほど・・・

  街着はともかく。

  何か足りないような・・・
  恥ずかしいような・・・(極端に言うと裸で歩いているような・・・)
  みっともないような・・・

  この感覚って、どこから湧き出てきたのでしょう???
  日本文化のDNA?

  よく、呉服屋さんで「塵除けコート」は如何ですか、と、勧められることがありますが、
  最近までは、どうもピンと来ていませんでした。
  コートって寒いときに着るものでしょう?

  でも、今なら、「そうね。」って、素直に思うのです。
  大切なきものを大切に装うことって、ホンとのお洒落ではないのかなと。

  雨はもちろん、風の強いとき、
  電車に乗るとき、
  混雑した場所・・・

  一枚羽織おるということは、身を守ることにつながるのでは・・・

  そんな、悶々とした思いで幾シーズンかを過ごして、
  今年の春、引っ張り出したのが、母の薄物の羽織。

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                ブログはこちら→http://blogs.yahoo.co.jp/rashiku_genki/14922327.html


  着てみたら、重宝で、期待したとおりの安心感。
  これは正解だったのだと、確信しました。

  きもののコート、ショールは場面と場面の結界とおっしゃる方もいます。
  コートとショールは玄関で必ず外しますものね。

  
  そして、この秋の季節の変わり目に、
  お勧めもあって、シルクオーガンジーの羽織を仕立ててもらいました。

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  オーガンジーですが、絹ということもあって、軽くて暖かく、
  初冬まで活躍してもらえそうです。

  羽織は室内でも着たままで居られますし、
  活躍の幅が広いかなとも思い、あえて羽織に拘ってみました。

  ただいま、素敵な羽織紐を物色中です(笑)。





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