冬のご褒美~ちょこっと京散歩
今回の京都行のメインはもちろん歌舞伎の顔見世興行だったのですが、
昼・夜通しで芝居を観た翌日は、
帰りの新幹線までの束の間、
行ってみたかったところ、もう一度行きたいところをちょこっと散策してきました。
先ずは、錦市場。
今回の宿から徒歩圏ということで、一度行ってみたく、
チェックアウトしてぶらぶら行ってみることにしました。
特に、買い物の目的もなかったのですが、
開店前の仕度の時間は、お客が居る時とは、また違った活気があって、
商店街育ちの私には、ちょっと懐かしい原風景。
間口を大きく開けて掃除をしている道具屋さんで、
包丁やたたき出しの行平鍋、銅製の茶道具などを見て、 楽しくなって扱いなどを店員さんと話したり・・・
錦通りの端にある錦天満宮で、厄除けに茅の輪も買い求めました。
その足で、そのまま四条河原へ。
やはり、歌舞伎の聖地は訪れねば(笑)。
耐震工事中で、来年は高麗屋さんの襲名披露公演が杮落とし公演になるようです。
工事現場には、年末の風物詩、まねき看板の上がったかつての様子を伝える絵が
足場に掛けられています。
そして、ずっと、また行きたいと切望していた三十三間堂。
あの仏像群に圧倒されたかった願いが叶いました。
通し矢の射場から。
歩き疲れて、最終目的地の東寺へは、タクシーで移動。
これまで、行ったことがありませんでしたが、
大きな五重塔は、実際に見たら、残念なことにあまり好きにはなれず・・・。
しかし、金堂と講堂の仏像は国宝も多く、とても見応えがあって、
静に、豊かな気持ちになり、大変満足いたしました。
一番のお気に入りは帝釈天でしょうか(笑)。
そして、東寺内にある観智院へ
こちらでは、ボランティアの方が丁寧にお話をしてくださいました。
お庭や茶室がきれいで、
しかし、宮本武蔵の床の間絵と襖絵には驚きました。
剣豪という顔しか知らなかったので、絵師としての一面があったことを初めて知りました。
そして、ここから15分ほど歩きますと京都駅です。
予定通りの新幹線に乗り、帰途につきました。
18,000歩、草履で良く歩きました(笑)。