まぁ姉の My favorite things

きものと歌舞伎をこよなく愛する麻亜家の 麻亜 (まあ)です。 日々の暮らしの中のささやかな幸せ、発見、驚き、装い、想い、・・・そして小さなつぶやき(笑)。 お時間が許しましたら、どうぞ、お付き合いくださいませ。

誉田哲也 All Works 誉田 哲也・監修  宝島社

 
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 誉田哲也については、
 「ストロベリーナイト」のドラマ化で初めて知りました。
 
 警察ドラマ(小説)と言うより、主人公・姫川玲子の不器用で、真っ直ぐな生き方に惹かれて、原作を読んでみたいと、手に取ったのが最初です。
 
 その期待は裏切られるどころか、予想を上回る内容で、警察小説としても秀逸。久々の大ヒットだと思い、大ファンになってしまいました。
 
 で、得意の全「姫川シリーズ」の大人買い
 そのときのエピソードは、http://blogs.yahoo.co.jp/rashiku_genki/5294473.html  こちらで。
 
 今回の「 All Works 」には、その姫川シリーズの書き下ろし小説が収録されているほか、
 誉田哲也のインタビュー記事、作品の解説や読みどころの紹介、シリーズ同士の相関関係などが明らかになっています。
 
 著者は、全作品を年表で管理していて、それぞれが矛盾しないようにしているそうで・・・、
 
 そう、どこかで、似たような話が、と思ったら、「海堂 尊」も全ての作品をリンクさせて書いていますし、自分で、自分の作品の解説本を書いたりしていて、もちろん、書き下ろしの短編も付いていて、こちらも、私は大ファンなのですが、最近の著者や出版社の流行なのでしょうか?
 
 こういう「作り」に関しては、私は大好きで、大歓迎なので、あまり気にしませんが、どちらにも魅力を感じるのは、そういう共通点だったのかもしれないと、改めて認識しました。
 
 で、本題に戻りますが、
 
 なんと、私は、誉田哲也の警察小説以外の著書を全く認識していなかったことに初めて気づかされました。
 おまけに、デビューが警察小説でなかったことにも驚かされてしまい、大ファンと言いながら、お恥ずかしい限り。
 
 それで、初めて警察小説以外に買った作品が「あなたの本」(中央公論新社)です。
 阿部公房のような、星新一のような、小松左京のショートノベルのような分野の本でした。
 
 私には、やっぱり、警察小説「姫川シリーズ」が向いているみたいです。