シェルブールの雨傘 <新・午前十時の映画祭>
ミュージカル映画の名作とは聞いておりましたが、
初めて観ました。
それには、私なりのいろいろな理由があって、
まぁ、意図的に遠ざけていたわけですが・・・。
基本、フランス映画は苦手であること、
すべてのセリフに旋律が付いているセリティーヴォ形式であること・・・
これは、最近では「レ・ミゼラブル('12)」がそうだったということですが、
印象的には、ここまでではなかったような・・・。
でも、折角のチャンスに
「いい歳して、食わず嫌いはいけません」と思い、
ちゃんと観ることにしました(笑)。
1964年のフランス映画です。
ジャック・ドゥミ 監督
主演はカトリーヌ・ドヌーヴ
若い恋人同士が戦争によって引き裂かれ、
やがて、新しいパートナーとそれぞれの道を歩み始め、
再会するも、それぞれの居場所に戻っていく・・・
ストーリーは至って、単純、ありがちなのですが、
最初から最後まで歌でつなぐという手法と
衣装、セットの色遣いなど、かなり凝った演出で、
それだけでも、やはり観る価値があったのかなぁと思います。
こういうのが、王道・フランス映画っていうのかしら・・・。