恋におちたシェイクスピア<新・午前十時の映画祭>
ずっと観たかった作品に、
また一つ、映画館で出逢えました。
我ながら、コスチュームものが好きよねぇ、とか
大好きな歌舞伎が日本で生まれた頃、イギリスではシェイクスピアが活躍し始めて、
興味深いことに、いろいろな共通点があったりして、
やはりシェイクスピアといったら看過できないなぁとか・・・
観たい理由は多々ありましたが、
こんな風に「ロミオとジュリエット」が生まれたのだとしたら、
ほんとに素敵なエピソード。
ひと時の楽しい夢を見させていただきました。
劇中劇はよくある手法ですが、それがシェイクスピアの真実の恋ならば、
脚本と芝居と現実の三重奏。巧みでしたね。
当時のイギリスのお芝居も歌舞伎と同じく、
風紀上の問題で女性が舞台に上がれませんでした。
わざわざ男装して俳優になった主人公が女装して女の役を演じるという、
歌舞伎でもよくある二転三転、大どんでん返し(笑)
主役のお二人も絶品。
さすがアカデミー賞 作品賞 です。
助演のエリザベス女王が、また上質のスパイスのように効いていましたね。
1998年公開
監督 ジョン・マッデン
主演 グウィネス・バルトロー ジョセフ・ファインズ
そうそう、
教科書に載っていたシェイクスピアの肖像は思い出さないでくださいね(笑)