メリー・ポピンズ <新・午前十時の映画祭>
何十回、観たかしら。
何百回、サウンドトラック盤のレコードを聴いたかしら。
久しぶりに映画館で観たら、
きっと、一緒に歌いだしてしまうかも(笑)。
多分、鼻歌は漏れちゃってたかも・・・(笑)。
お伽噺と片付けてしまえばそれまでだけれど、
魔法使いの話は古今東西すたれることなく、
目には見えない真実に気づかせてくれる・・・
そう、そのためにホンの少しの魔法が必要なだけ。
ディズニー映画に、これだけの大人が集うのは、
<新・午前十時の映画祭>ならではの光景ですが、
ミュージカルとしての完成度の高さやメッセージの深さは、十分、大人も楽しめる映画です。
主演のジュリー・アンドリュースはブロードウェイ出身。
長編映画への出演はこれが初めてで、アカデミー賞主演女優賞を獲得しています。
舞台では、マイ・フェア・レディのイライザを演じてロングランになるなど、
歌唱力の高さ、演技の手堅さは言うまでもありません。
最近のミュージカル映画では見られなくなった、
レビューやダンスシーンも満載で、
共演のディック・バン・ダイクは、大好きなミュージカル俳優の一人です。
彼の場合は「チキ・チキ・バン・バン」の方が好きなんですが・・・、
これは、また、別の機会に。
音楽、歌の力を感じる、
癒され、元気の出る映画です。
8月後半の2週間は仕事のプレッシャーでヘトヘトの毎日でした。
「お砂糖ひとさじで」 辛い仕事も楽しくなる・・・。
少し、元気をもらって、
また、月曜日からがんばれそうです。
それでは、みなさんご一緒に・・・
魔法のことば
「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」
1964年 日本公開
ロンドンが舞台のため、イギリス出身の俳優で固めているところは手堅いです。
アニメとの合成も楽しく、CGを見慣れてしまった私たちには、粗も目立ちますが、
良き時代の産物として、許容して観てくださいね。
むしろ、50年前にこの品質か・・・と驚いて欲しいです(笑)。
今も昔もディズニー映画は丁寧な造りですね。
未見ですが、「ウォルト・ディズニーの約束」は、
この「メリー・ポピンズ」の製作秘話がベースだそうですね。
観なくてはいけない映画がまた一つ増えました(笑)。