きもの暮らし~葉月のまとめ
台風が次々と通り過ぎ、
あちこちにその爪痕を残していきました。
安定しないお天気が続き、猛暑かと思えば、夜風が寒いくらいだったり・・・
9月に入って、お茶席などでは単衣の装いとなりました。
盛夏の間、活躍したきものたちをご紹介します。
2016年8月6日(土) 晴れ
高校の同窓会(静岡)
ゆかた(網目)、名古屋帯(羅)
★ 大人のゆかた・・・という狙いどおりの活躍です。
羅の帯も涼しげに、
ゆかたと言えば、かなりラフな装いなのですが、
長襦袢を着ればお洒落着程度に格上げです。
2016年8月11日(木・祝) 晴れ
八月納涼歌舞伎 第二部 観劇(歌舞伎座)
ゆかた(網目)、名古屋帯(絽・紅型)
★ 大人のゆかた、大活躍!
帯を選ばない、重宝さを改めて感じます。
なんでもござれなので、
ビールジョッキ柄に続き、
金魚柄の半襟で遊んでみました。
奇しくも、筋書きの表紙が、日本画の新進作家・諸星美喜画伯の金魚の絵で、
ご縁があったなぁと嬉しくなってしまいました。
2016年8月13日(土) 晴れ
八月納涼歌舞伎 第一部 観劇(歌舞伎座)
ゆかた(有松絞)、名古屋帯(赤城節糸)
★ 七月の着付け教室の組合せですが、
午前中からのお出掛けなので、
帯締めを黄色にして反対色で全体を締め、
もちろん、長襦袢も着用です。
随分、雰囲気が変わるもので、
これぞ、きものの醍醐味と
独り、ご満悦です(笑)。
2016年8月21日(日) 晴れ
劇団四季リトル・マーメイド 観劇(四季劇場・夏)
ゆかた(竺仙)、名古屋帯(赤城節糸)
★ 反物を見た瞬間に一目ぼれ・・・
これが「竺仙」さんと聞いては、尚のこと。
見ようによっては大好きな弁慶格子・・・
それはちょっと無理があるかもしれないけどご愛嬌。
男性用に「竺仙」さんで染めたそうで、
レアな逸品がご縁で私の元へやってきました。
仕立て上がりをとても楽しみにしていて、
この日、初御目見えとなりました。
基本的にはきもののように着たいからと、
広衿で仕立ててもらいましたが、
今回は、「ゆかたで観劇」というイベント参加だったので、
敢えてゆかたとして着ています。
ただし、伊達衿でちょっと重厚感を出してみました。
それにしても、
大胆な柄にどの帯を合わせて良いやら、散々迷って、
結局、いつものウサギちゃんの夏帯で
無難な組み合わせになってしまいました。
このきものに合う帯探しは来年の課題です(笑)。
2016年8月26日(金) 曇り
納涼会(社員食堂)
ゆかた(有松絞)、半幅帯
★ 昨年から、会社の納涼会には
「ゆかたで参加しよう!」と呼びかけ始め、
今年は、私が用意したゆかたを着てくれる
女性が現れました。
とても嬉しく思ってます。
2016年8月28日(日) 曇り時々雨
八月納涼歌舞伎 第三部 観劇(歌舞伎座)
★ 初めて、夏の袋帯を誂えました。
これで、夏のお茶席にも
堂々と出席できるようになりました。
最後の舞台でもあり、
私としても、きりりっとした気持ちで観劇したかったので、
夏としては、かなり気合の入った装いとなりました。
紗のきものは私の一張羅。
清流の絵が描かれ、お気に入りの一枚です。
この夏は、よく着物を着ました。
着る機会に恵まれたと言いますか・・・(笑)
その反動なのか、9月には、今のところ予定がありません。
最近、夏でも考えるのは、羽織るもののこと。
冷房が効きすぎるという物理的なことと、
年齢を重ねてきたせいか、帯付けで出かけるのが、少し恥ずかしい気がしてきました。
なにか、塵除けに掛けていたいという、不思議な気持ちです。
それが、大人の装いのマナーなのかなとも・・・
まだまだ、修行中です(笑)
皆さんのきもののお困りごとのお力になれないかな・・・と、
ネット上に、きものに関するご相談を承る「きものさろん 麻亜家」を開きました。
ご一緒に「きもの暮らし」楽しみませんか?