大名衣桁(大正期)の趣き
なんと!3年ぶりのヤフオク・チャレンジでした(笑)。
落札まで、緊張する~。
手に入れましたのは、こちら↓
きものではなくて、きものが掛かっている方です。
《旧家蔵出》☆黒漆金蒔絵 『大名衣桁』 時代物 菊唐草 大正期
もう、このタイトルだけで魅かれちゃいますよね~
黒漆塗の衣桁がずっと欲しいと思っていましたが、
最近は、どうやらプラスチック製が主流みたいで、それでも数万円のお品物。
生家の生業がきもの関係だったことから、
私にとっては、お店にある道具の一つぐらいの感覚だったのですが、
木製の本漆となると10万円くらい・・・
傷みがあることはもちろん納得の上、
菊唐草の金蒔絵の装飾がとても気に入って、
オークション、がんばっちゃいました(笑)。
きものを掛けてみたとき、とても懐かしく、幼い頃のことを思い出しました。
お店の大名衣桁には、いつも新作の打掛(新婦の和装)が掛かっていて、
それは刺繍が重たいほど施されている豪華なものばかりで、
自分で衣桁に掛けてみたくて仕方なかったのですが、背は足りないし、重いしで・・・
父に取り上げられてしまい・・・
まぁ、商売品ですから、間違いがあったら大変なので、当たり前なのですが、
そんなことがあって、私の中では、
衣桁って、もっと大きな、高さのあるものだと思っていたんですよね(笑)。
それでも天棒の扱いは久しぶりで苦戦してしまいましたが・・・
やっぱり、本物は素敵です。
これから、永く、大切に使わせていただきます。
皆さんのきもののお困りごとのお力になれないかな・・・と、
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