八代目中村芝翫襲名披露 吉例顔見世大歌舞伎 昼の部
昨日、無事、千穐楽を迎えまして、
2か月に渡る、歌舞伎座での襲名披露公演を終えました。
私のとっては、夢のような2か月でしたが、
こんな時に限って、仕事もプライベートも忙しくて、
あれやこれやと、慌ただしく、綱渡りみたいな2か月でもありました。
それでも、なんとか、全公演を制覇できまして、
「やれやれ」なんて、妙な気分でもあります(笑)。
ともあれ、公演はどれも素晴らしく、流石、襲名。
充実した舞台でした。
昼の部は、御目出度い三番叟ものの一つである「四季三葉草」から
格調高く始まりました。
十八番の「毛抜き」は染五郎丈が、粂寺弾正を豪気に愉快に演じ、
いよいよお待ちかねの「祝勢揃壽連獅子」。
これまで、4人の連獅子は例がなく、
息子3人に恵まれ、さらには、この3人が歌舞伎役者になると決心したからこそ
実現した、本当の親子による4人連獅子で、
とても感動的でした。