まぁ姉の My favorite things

きものと歌舞伎をこよなく愛する麻亜家の 麻亜 (まあ)です。 日々の暮らしの中のささやかな幸せ、発見、驚き、装い、想い、・・・そして小さなつぶやき(笑)。 お時間が許しましたら、どうぞ、お付き合いくださいませ。

赤坂塾 「文楽っておもしろい!!」


  既に、先月のこととなってしまいましたが、
  お茶のお師匠様にお誘いいただいた「文楽」の催し物です。

  私の大好きな歌舞伎の演目の多くは、人形浄瑠璃が原作です。
  近松が書く、上方で流行った浄瑠璃をいち早く歌舞伎に取り入れ、大当たりする・・・
  なんてことが、よくあったようで、『曽根崎心中』なんかは、その代表ですね。
  

  歌舞伎の舞台で上座に太棹、義太夫・・・とくれば、
  その原作は、ほぼ人形浄瑠璃です。
  歌舞伎の三大狂言と呼ばれる「仮名手本忠臣蔵」「義経千本桜」「菅原伝授手習鑑」はすべてそうですね。
  その後は、歌舞伎が先で逆輸入なんてこともあったようですが・・・。

  この人形浄瑠璃文楽座で興行していたので、
  いつしか、人形浄瑠璃文楽と呼ばれるようになったらしいです。

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  文楽には、久しくご無沙汰してましたので、
  とても楽しみでした。
  
  特に、太棹(三味線)や人形の操りなどの体験ができるということで、
  会場から希望者を募ったり、
  (実はお師匠様、果敢に人形遣いに挑戦。女の子の足を操っておられました・・・)

  義太夫さんのご指導の元、会場の皆さん全員で、
  母を尋ねて旅をする可愛い女の子のセリフ「あ~い~。ととさんは・・・」を練習したり、
  
  初心者にも分かりやすい解説があって、
  最後は、実際に体験した場面が入っている一幕を上演して戴けるという趣向でした。

  いやぁ、楽しかったです。
  人形の仕組みも見せていただけましたし、
  歌舞伎との違いも教えていただけました。

  こういう講座がもっと増えて、
  より多くの方が親しめるようになると良いなぁと、つくづく思うのです。