きもの暮らし~如月のまとめ
「如月」と言えば、思い出すのは西行の歌。
冴えた夜空に満月と桜はよく似合います。
さて、大好きな桜の帯は、1月に登場させてしまいましたが、
やはり、春の足音が近づいてくるこの季節。
季節の先取りがお約束のきものの世界では、どんな風に表現していくか、
あれやこれやと考えることも楽しみです。
2017年2月10日(金) 曇り時々雪
猿若祭二月大歌舞伎 夜の部(歌舞伎座)
★ 2種類の織生地を真ん中で接いであり、
ちょうど前帯のところで切り替えが出てくる、
ちょっと面白い洒落袋帯です。
写真のたれの部分に少し出ています。
きものは藍色だった結城紬を、
黄色のカビで傷めてしまったので、
こげ茶で染め直したものです。
↑ 一見無地に見えるので、
あちらこちらで重宝してます。
写真で撮ると模様が浮いて見えます。→
それに結城紬は真綿が入っているので、
とても暖かいのです。
2017年2月18日(土) 晴れ
★お勉強会ですので、
紬で落ち着いた雰囲気になるようにしました。
帯は春らしい色取りの花柄の名古屋帯です。
大きな市松模様になっていますが、
「市松」の名称は、
江戸時代に人気を博した佐野川市松という
歌舞伎役者がこの柄の袴をはいていたことから
名付けられたのだそうです。
歌舞伎に少し所縁があって、私的には満足(笑)。
京都手描友禅協同組合が主催する「きものエッセイ」の募集に応募してみたのですが、
敢無く落選(笑)。
入賞すると、自分の好きな色に染めた手描き友禅の反物が副賞と聞いて、
欲を出したのですが、邪念があるのはダメなんですね。
と言うより、そもそもの才がないのですけれど(笑)。
入賞できれば、表彰式を兼ねて、3月の連休はきもので京都旅行のつもりだったんですが・・・。
一つ、きものを着る機会を失ってしまいました。
な~んて、どこまでも図々しい私です(笑)。
皆さんのきもののお困りごとのお力になれないかな・・・と、