引き継がれる美意識 池田重子 横浜スタイル展 そごう美術館
既に開期は終わってしまいましたが、
コレクション展示とともに最終日に追加で催された きものスタイリスト大久保信子さんのトークショー
「アンティークを平成流に着こなす三か条」にも参加し、
楽しい、ためになる、目からウロコのお話を聴いてきました。
池田重子さんは一昨年末に91歳で急逝されたのですが、
この企画はご存命の頃から、ご本人もトークショーに参加する予定で進められていたものと、
学芸員の方からお聞きし、とても残念に思いました。
横浜育ちの彼女が江戸の粋を加えた独特の横浜スタイルと言える世界観を生み出し
明治から昭和初期の「きものが最も輝いていた時代」のきものを
現代KIMONOとして平成流にしてブームを起こしました。
古代裂から美しい刺繍を採りだしパッチワークしたり、
その発想は目を瞠るものばかり、
こんな素敵なコレクションを持っていたら、さぞやコーディネートが楽しかろうと、
興奮と嫉妬のため息の連続・・・(笑)。
でも、その池田重子さんがコレクションを始めたのは51歳の時だったと聞いて、
私も遅くないって、俄然、希望とやる気が湧いてきました。
今年は「麻亜家」の準備を本格化しなければと、一年の目標を立てた幸先に、
力になる展示企画を観ることができました。
大久保先生から教えていただいた三か条については、
また、私の実践コーディネートともに、次の機会に。