麻亜家のひなまつり
あっという間に「雨水」も末候になり、3月も、もう間近。
数日後には春の嵐になるとか・・・
麻亜家では、数日前にひな飾りを出しました。
来月、結婚30年を迎えられるお客様が、
記念写真用にお召しになるきものについて、ご相談に見えました。
結婚されたときにご実家のお母さまが用意してくださった訪問着。
お子さまのお宮参りや七五三に活躍してきたものを再びお召しになることに。
帯はお祖母さまから代々譲られてきたもの。
若い頃にお召しになっていたものなので、
ご本人はもう着られないものと思っていたそうです。
しかし、お嫁入りの道具として準備された物は
多くの場合、長く着られるように、色や柄を選んでいて、
年齢に合わせられるようになっています。
ありがたい親心、
物は大切にする日本の心を感じます。
これまでの月日、さまざまなことがあったと思いますが、
それを越えて、また新たなお気持ちでお召しになることができる・・・。
きものって素敵です。