四国こんぴら歌舞伎大芝居~昼の部
やって来ました、金毘羅に。
ずっと憧れていたのです。金丸座でお芝居観たいって。
それも芝翫丈の襲名披露でそれが叶うなんて、
なんて素敵なこと。
金丸座は国の重要文化財、現存する日本最古の芝居小屋です。
枡は取り払われておりますが
お茶子さんのご案内・・・
二階席・・・
葡萄棚が美しい工芸品のようです。
朱い提灯に江戸情緒が漂います。
さて、演目は・・・
「絵島生島」
大奥の話の中では有名ですね。
歌舞伎役者と大奥の重役とのスキャンダルです。
こちらは舞踊で、島流しにあった生島が絵島を思って狂いを魅せます。
松也さん綺麗。
演技がようやく歳に追い付いてきたというか、奇を衒わず観られるようになりました。
大変な努力されているのだと思います。
今後が楽しみです。
「鞘当」
こちらで劇中口上となりました。
芝翫丈は留め男。貫禄の一番です。
両花道から主役登場。
この演目は衣装がまた素晴らしいですよね。
あの衣装に見えましたが、どうだったのでしょうか?
藍色が少し熟れて、見事な風合いになっています。
歌舞伎の愉しみはこんなところにもあります。
そして
「魚屋宗五郎」
何度目かになりますが、
同じところで笑い、同じところでジわっとなってしまいます。
生世話物ですが、人情溢れる演目です。
そして、芝居が跳ねて、
参道のうどん屋で一杯。
お出汁が濃くて、関東のみたい(笑)。
呼び込みをしていた大女将
店内でこんな写真を見つけました。
誰が誰なのか分かりますか?
役者に愛されている金丸座を感じます。
追加・・・
こんなに買い物しちゃって・・・(笑)。