横浜いずみ歌舞伎 第23回公演
地元に受け継がれる地歌舞伎を観に行ったのは先週のこと。
毎年、ほとんど欠かさず観ておりますが、去年は仕事で観ること叶わず、とても残念でした。
なので、今年は、自ずと気合が入ってしまい・・・
「番町皿屋敷」は、記念すべき第1回上演作品で、久しぶりの公演です。
昨年から始まったそうなのですが、公演当日には「大向こう教室」なるものがあり、
希望する皆さんが集まり、役者に声を掛ける練習をするとかで、早速、参加してみました。
お江戸からの風習で女性は声を掛けないんだとか・・・それで、ずっと遠慮してたんですが、
地歌舞伎は女性の役者も居るので、女性の声が掛かるとちょうど良いんだそうで、
張り切って練習し、本番はさすがに最初は勇気が必要でしたが、一回出てしまえば、
持前のイケイケで(笑)・・・楽しかったぁ。
筋がどうたら、演技がどうたら なんて全然関係なし!
みんなの歌舞伎です。
中の「宗論」はこども歌舞伎の予定でしたが、学校の運動会と重なってしまい休演という、
なんとも地芝居らしい、ほのぼのムード。
日曜日の二日目公演ではちゃんと演じられたそうです(笑)。
それでも侮れないのは、
大道具や定式幕などみな歌舞伎座のご協力をいただいてる本格派、
義太夫もプロの生演奏ですよ。
ヨコハマの片隅でなんと贅沢なこと。
開催前には、道具類の展示会や
歌舞伎を楽しむためのミニ講習会があったり、
多くのボランティアに支えられながら、公演を継続しています。
きものカフェ麻亜家でも初の試み、
芝居前に軽食をいただきながら、歌舞伎のレクチャーなぞを催し、ちょっとした歌舞伎茶屋気取りです。
ビデオにはちょうど、「菅原伝授手習鑑・車引」の場面が映っていますね(笑)。
詳しくは、きものカフェ麻亜家のHPで
来年がまた楽しみです。