平成中村座十一月大歌舞伎 十八世勘三郎七回忌追善 昼の部
9日のフジテレビで中村屋ファミリーのドキュメンタリーがあり、
復習・予習をたっぷりして、昼の部の観劇が一層楽しみになりました。
「実盛物語」・・・
長三郎くん、ちゃんとジッとして座ってられるかな?なんてそんなことばかり心配で(笑)。
終いには、鬘をずらして遊び始めちゃうし、それでも決めるところはきちんと決めるんですよね。
血は争えない(笑)。
しかし、勘九郎丈、実盛良かったですね。
いつの間にか仁左衛門丈を観ているようで、
これまでは、十八世にそっくりと思っていましたが、さまざまな先輩方から写していただいて、
こうやって勘九郎丈の型ができあがっていくんだなぁと引き込まれるように凝視してしまいました。
七之助丈がこの10月に揚巻役者になって、
「近江のお兼」・・・
最後に観たのは福助さんでした。
新体操のようだと、その時もブログに書いたような気がしますが、
七之助丈、まだ、近江晒しの扱いが必死な感じで、がんばれって。
大変そうに見えてしまってはお兼の女傑ぶりが半減してしまって、ちょっぴり残念。
ホンと大変だとは思うのですが・・・。
「狐狸狐狸ばなし」・・・
又市役の種之助くんがとても上手で抱腹絶倒(笑)
理屈抜きで楽しめる中村屋さんらしいお話です。
これはネタバレ厳禁だと思いますので、ここまで(笑)
以前、ほとんど同じキャストで観ているのですが、今回の方が面白く感じたのは何故なのかしら?
芝居って生き物だなぁってこういう時に感じます。
今回、休憩時間を楽しくしてくれたお弁当は、
高級のり弁。
大変、美味しゅうございました。