京都~お茶を巡る旅
ホテルと南座の往復だけでは、あまりに残念なので、
今回は、テーマを決めてみました(笑)。
一つ目は「お茶」。
これまで、お茶席や茶事にはお誘いいただいて、客として楽しませていただいていましたが、
自分で点てる、亭主を務めるなんて、あまり想像していませんでした。
しかし、「きものカフェ麻亜家」をオープンするにあたり、
お茶のおもてなしの世界にきちんと向き合いたいという気持ちが強くなり、
この5月からお稽古に通い始めました。
映画「日日是好日」の公開も、私にとって申し合わせたかのようなタイミングでした。
そして、今年、最後の締めくくりに、まだ、一度も訪れたことのない京都・宇治に行ってみたいと思ったのでした。
宇治は京都から電車で20分程。
多くのお茶屋さんが並び、静かな佇まいの街でした。
橋のたもとに「通圓」というお茶屋さんがあり、
これも、5月にお茶の先生につれて行っていただいた、茶人にまつわる狂言の演目のお題からとった名らしく、
宇治そのものがお茶の世界の中にあることを感じました。
今年は暖かかったせいか紅葉もところどころ残っていて、得した気分。
朝日焼のギャラリーは、
宇治の景色に溶け込んでいました。
外での展示会を終えたばかりで、荷解き中のようでしたが、温かく迎え入れでくださり、
いろいろと見せていただき、目の保養をさせていただきました。
手の届く中で、一輪挿しを購入。
改修を終えたばかりの平等院は朱の色がなんともなまめかしく美しく、
阿弥陀様が住まう場所として、とてもふさわしいように感じました。
中はまだ改修中でしたが、お顔を間近で見られて良かったです。
拝観時間に間に合わず、双龍図は見ることができませんでした。
しかし、境内は、こちらも紅葉がまだまだ綺麗で、
お庭も少し隙き見したりして・・・。
建仁寺の禅居庵は摩利支天が祀られています。
亥年にちなむ神様で、
この年末は、来年の開運を願って多くの人が訪れるのだそうです。
私もあやかってお詣りしてきました。
寺町通りでは、柿本紙司で懐紙を何種類か購入。
来年は、もう少し上手にお茶が点てられるように、
なりますように・・・(笑)。