壽 初春大歌舞伎 夜の部
2月も、もう半ばというのに、初春って・・・すみません。
故郷の静岡から中学時代からの友人たちが遊びに来て、
久しぶりにみんなで歌舞伎座です。
新橋からぶらぶらと歩いて、まずは、銀座ギャラリーで開かれていた玉三郎丈の写真展へ。
写真で見てもため息が出るほど美しい・・・。
そして、三越で美濃吉のお弁当を受け取り、
いつ食べても美味しい、優しいお料理。
そして、やや二の次のお芝居は・・・だって、夜の部は芝翫丈の出番、少ないから(笑)。
かつて、国立劇場で通しで観たことがあるので、筋立てはかなり理解していて、
じっくり、お芝居に集中することができました。
雀右衛門丈、襲名からとても良い感じだなぁって思っています。
以前にもまして、精力的にお役に取り組まれているように感じます。
そして、芝翫丈の「勢獅子」
最近、ようやく舞踊が理屈抜きに楽しめるようになってきて、
芝居と芝居の切り替えにうまく乗れるようになりました。
それにしても、魁春丈、最近とても心配です。御身体、大丈夫なのかしら?
最後は「松竹梅湯島掛額」
これは、猿之助丈、大いに笑わせてくれました。
前半は軽妙なやり取りで町屋の感じが楽しかったのですが、
切ないまでのお七の恋を演じ切りました。
一面の雪に緋鹿の子が乱れ・・・
歌舞伎らしいコントラストです。
お正月らしい演目で歌舞伎の王道、楽しんできました。