壽 初春大歌舞伎 昼の部
3月になっちゃったのに、まだ、1月の話をしていて恐縮です。
これで、やっと1月に観た歌舞伎のまとめを終えられます(笑)。
2月、3月は歌舞伎観劇の予定がなかったので、
引きずりながら、反芻して楽しんでいたようなところもあって、ご容赦を。
久しぶりの揚巻役者の誕生です。
この揚巻とセットのように語られるのが、難役の「廓文章」の夕霧です。
七之助丈が夕霧を初役で演じると聞いては、行かないわけにはいきません(笑)。
中村屋の大ファンのNちゃんと年末からとても楽しみにしていました。
まずは「舌出三番叟」。
芝翫丈の三番叟、珍しいなぁと思っていたら初役でした。
舌を出して赤を見せるのは赤んべぇと同じ、悪魔祓いの意味があるそうで、
お正月に邪気払いは歌舞伎の定番です。
この前に出掛けていた浅草歌舞伎の際、
浅草寺の御神籤で「凶」を引いたので、ここでお祓いしてもらったことにしようと思います(笑)。
そして「寿曽我」。
曽我物はお正月の吉例となっていますが、浅草に続いて二度目。
あちらは「曽我対面」でしたが、こちらは初見でした。
昨年9月からまた少し良くなっているようです。
全盛時に倒れたので、その時の姿を知っている私としては、観るのも辛い思いもあるのですが、
また、あの時のような姿を観たい、戻ってもらいたいと願っており、
これからも引き続き応援していきたいと考えています。
福助丈、がんばれ~。
お待ちかねの「廓文章」。
名コンビ誕生なるか?というところで、さて、世間では、お江戸の二人は如何だったのでしょうか?
これからこなれていくのかなぁ~。
ふにゃけた男(つっころばし)の話はホンと苦手なんで、
仁左衛門丈が演ったとしても好きになれるかどうか・・・なので、
良かった、悪かった、という話は、ここでは止めておきます(笑)。