根津美術館 口切りの茶事と織部陶作展
少し前のことになりますが、
以前から、一度は訪ねたいと考えておりましたが、なかなか機会に恵まれず。
それでも、夏前からお茶をお稽古するようになり、ますます思いは募り、ようやく行ってまいりました。
この日は、庭園の庵で、多くのお茶席が開かれていて、美術館内には多くの和装の茶人が行き来していて、
とても優雅な雰囲気を醸し出しており
後で思えば、11月最初の亥の日で、炉開きや口切りの茶事が各地で行われておりました。
それでも広い庭園は、一時、人の往来が止まる瞬間があり、
静けさを楽しみ、
少し色が変わり始めた木々を眺め、往く秋を感じることができました。
この翌日に、お茶のお稽古をした際、
お師匠様から、「この季節は、必ず一点、お道具に織部焼を入れます」と教えていただき、
根津美術館の特別展示の意味を知るところとなり、
自分の不勉強を正直に申し上げたところ、
「一つ、お勉強されましたね」と励ましていただきました(笑)。
是非、観に行きたいと思っています。