まぁ姉の My favorite things

きものと歌舞伎をこよなく愛する麻亜家の 麻亜 (まあ)です。 日々の暮らしの中のささやかな幸せ、発見、驚き、装い、想い、・・・そして小さなつぶやき(笑)。 お時間が許しましたら、どうぞ、お付き合いくださいませ。

道頓堀界隈 ぶらり散策

今回の大阪行きは松竹座への歌舞伎観劇がメインでしたが、

道頓堀界隈も十数年ぶりに散策。

前回は、USJを訪れた際の市内観光って感じで、グリコの電光掲示板や食い倒れ人形がお目当てだったのですが、当時は、道頓堀通りがかつての芝居街だったなんて思いもよらなくて、今思えば残念なことをしました。

そこで、リベンジ。まじめに街歩きしてきました(笑)。

宿泊していたホテルから

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心斎橋筋

を通って戎橋へ。

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戎橋からグリコの看板

道頓堀川では万灯祭が開催中で、夜は・・・

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とても綺麗でした。

 

さて、戎橋、

(そうそう、通称、ひっかけ橋って言うのだそうですね。横浜にもあるんですよ。ナンパ橋って言うのが、ホンとは南幸橋なんですが(笑)。)

を渡って、道頓堀通りを右に折れると、今回のメインイベントの

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大阪松竹座

左に折れると、3D看板がとても大阪らしい景色が広がっています。

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道頓堀通り

しばらく歩くと並木座があります。

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道頓堀ミュージアム並木座

最近オープンした、「歌舞伎と文楽道頓堀五座」を今に伝えるかわいらしい博物館です。

創設者の熱のこもる解説を聞きながら、楽しいおしゃべりもはずみ、楽しい時間を過ごしました。

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内部の様子

ここで、今回、直木賞を取った「渦」が話題に。

狂言 妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)でヒットした近松半二の生涯を描いたもので、文楽から歌舞伎に写されて、今でも度々上演される秀作ですが、案内してくださった創設者の方と、あれやこれやと語り、「これは絶対直木賞を取りますよ」と豪語してらしたのですが、この後、ホントに直木賞を取るとは・・・。いやぁ、驚きましたし、並木座を訪ねた時のことを思い出し、苦笑しました。だって、私、この話、あんまり好きじゃあないんです(笑)。だから、「そんなに薦められても読みません」って言ってきたので(笑)。

 

帰りは再び道頓堀に出て、堀沿いをぶらぶら

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大左ェ門橋とドンキホーテ

この後、法善寺界隈まで足を延ばして夫婦善哉もいただきたかったのですが、

体調不良につき断念。

次回の愉しみとすることにいたしました。

 

 

きもの文化検定 チャレンジ中!!

今の仕事を無事に終えたら・・・、

家開きして、きものや日本文化に関わるサロン、カフェを開きたいなぁと、数年前から準備中です。

ここへ来て、定年が延長されたり、ポストが変わったりと、本業もとても疎かにできない状況で、微調整はしつつなんですが、いずれはと、その準備も細く、長く継続中(笑)。

 

今年は、「きもの」について、再勉強しています。

 

「きもの」については、私の原点、原風景だから、日常の一部であって、

改めて勉強するってことはこれまでしてこなかったのですが、

やはり、自分の知識、経験から得た見識が正しいのかどうかを確認したくて、きもの文化検定にチャレンジすることにしました。

 

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検定用の教本を読むと、自分の持っていた知識が、きちんと体系化されて、すっと腑に落ちた感じと、全く興味がなかったこと、携わったことがなくて欠落していた部分が明らかになっていく感じとが混在して、自分の知識の偏りを思い知りました。

 

秋日程では上位級の合格を目指して、本日、受検の申し込みを完了。

準備も開始しようと、ブログにUPして、有言実行!

 

自分でこうやって追い込まないと、できないタイプなんです。

昔から(笑)。

 

 

関西・歌舞伎を愛する会 結成40周年記念 七月大歌舞伎 夜の部 @大阪松竹座

昼の部のご報告から、ずいぶんと時が経ってしまいました(笑)。

歌舞伎座では納涼歌舞伎も始まって、好評のようですね。

今回は、三部とも観に行く予定がないので、私は7月の思い出を反芻しながら、贔屓の芝翫が座頭を務める10月の国立劇場天竺徳兵衛韓噺(てんじくとくべえこくばなし)まで、おとなしく忍ぶ予定です(笑)。

 

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さて、夜の部は「葛の葉(くずのは)」から、

異類婚姻譚と言ってしまえば、その一言で済んでしまうのですが、保名と葛の葉の話は数多く、その中でも葛の葉に化けた白狐と保名との暮らしとその別れに纏わる話は、なかなか見ごたえがあります。この際に儲けた子どもが陰陽師の安倍清明になるという伝説の始まりです。清明の超能力は白狐譲りということですね(笑)。

 

そして、「弥栄芝居賑(いやさかえしばいのにぎわい)」。

今回は、道頓堀芝居前です。

芝居小屋の前に関係者(出演者)一同が集まり、興行の成功を祝う趣向で、様々な節目や記念に上演されてきたものです。懐かしく思い出すのは、十八代勘三郎の襲名の時でしょうか。

座元の仁左衛門丈の口切りで口上が始まりました。

その中で、この「愛する会」の前身が「育てる会」であったこと。澤村藤十郎丈が大阪での歌舞伎の衰退に奮起して労組に協力を得て発足したこと。当初は芝居の解説付きであったことなどを知りました。

だから、多くの方が、1階席からも女性からも声が掛かる活気あふれる芝居だったのだと合点がいきました。40年を掛けて、大切に育ててきた歌舞伎ファンが、いまや歌舞伎を育てていらっしゃるのだと。

良い口上でした。

最後の〆は大阪締め。初体験でした。

 

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そして「上州土産百両首(じょうしゅうみやげひゃくりょうくび)」。

幼馴染の兄弟分の人情話を描いた昭和の新作歌舞伎です。

初役ですが、芝翫丈らしいお役でした。

菊之助丈も初の間抜け者の役で熱演。ほろりとさせられました。

 

今回の大阪松竹座での観劇は、東西の文化の違いを感じながらも、とても楽しい経験になりました。

そうそう、いわゆる芝居のプログラムですが、大阪では「番付」って言うんですね。東京では「筋書き」です。手締めも関東では、三本締めとか関東一本締めですし、あと、親指と人差し指だけで締めたり、処変わればですね。

 

仁左衛門丈を始めとする歌舞伎界の皆さんの願いのように、関西でも毎月歌舞伎が掛かる劇場ができると良いですね。私も応援します。

 

喫茶去(きっさこ)

お茶のお稽古を初めて1年余り。

先生のご指導、高弟のみなさんのご助言、姉弟子たちの励ましで、

この5月の終わりに、

大和の慈緑庵にて、立礼のお席でお点前デビューを果たしました。

 

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至らぬことが多く、反省は尽きませんが、お客様のおもてなしだけに集中していた一日は達成感も大きく、その余韻はしばらくの間、私を気持ちよく包んでいました。

 

お茶席までの数か月は、準備のために、詰めてお稽古をしていたのですが、6月は仕事の都合でお休み。ひと月離れてみると、7月のお稽古はずいぶん久しぶりのような気がして、お点前を順序を思い出せるのか、少し心配するほど、お茶のことを何も考えなかった不思議な期間でした。

 

先生からは、夏らしく、ゆかたで冷茶のお稽古をしましょうと連絡があり、新調したゆかたが、その前日に丁度届いたので、早速、着ていくことに。

 

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雪輪と瓢箪の柄に博多織りの名古屋帯

 

雪輪はお稽古している江戸千家の紋でもあり、正式なお茶席では、雪輪の紋が入った紫の袱紗を使います。

 

この日のお軸は、タイトルにもした「喫茶去(きっさこ)」。

お客様の貴賤や性別など、何も問わずに、

誰に対しても、同じく「どうぞ、お茶でも召し上がれ」と言える無心の境地を顕す禅の言葉です。

私は邪念ばかりで、無心でお茶を点てるなんて、一生できそうにありませんが、

先生は、向付と一献をご用意くださり「今日は喫茶去にしました」と社中の皆さんをもてなしてくださいました。

 

涼しさを演出したお道具とギヤマンの水差しからすくった氷水で点てたお茶は、蒸し暑い日が続くこの季節には格別で、とても楽しいお稽古となりました。

 

せっかくなので、この夏、どなたかに、冷茶を点てるチャンスがないかしらとワクワクしています。

 

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コンロンソウとヒオウギスイセンミヤコワスレ

 

関西・歌舞伎を愛する会 結成40周年記念 七月大歌舞伎 昼の部 @大阪松竹座

昨日、千穐楽を迎えた大阪松竹座

7月初旬に昼夜通しで遠征してきました(笑)。

 

大阪で歌舞伎を観るのは初めて。京都とはまた違った観客席の雰囲気で、

とても楽しいひと時でした。京都の南座よりも好きだなぁ(笑)。

 

さて、先ずは昼の部。

「お伊勢帰り」は松竹新喜劇の名作を歌舞伎として再構成したもの。

贔屓の芝翫丈は色男の清さん役。毒がない芝居で、大阪のお客様は笑いの場面にドッと湧くので、私も遠慮なく大笑い(笑)。お江戸とはちょっと違います(笑)

 

そして我當丈が清盛役を務める「日招きの清盛」。

沈む夕日を扇で戻したという、それほどの権力を持っていると恐れられていた清盛の逸話を基にした、歌舞伎らしい様式美溢れる作品です。

上方には所縁のある作品だそうで、私は初見でしたが、歌舞伎らしさを堪能できる舞台でした。ただ、ただ、理屈抜きに舞台上の美しさを楽しむことができるのは、歌舞伎の魅力だと思います。

 

昼の部の最後が仁左衛門丈の「碇知盛(いかりとももり)」。

 

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これがお目当てだったとは、芝翫丈の手前、本当に申し訳ないのですが(笑)、

「関西では最後になるかもしれない」と仰っており、体力のいるお役柄、仁左衛門丈の年齢も考えれば、観られるときに観ておきたいと思うもの。

尊敬する大先輩が孝夫さんの大ファンで、「元気になったら一緒に行こうね」って、その約束が果たせず、その後、仁左衛門丈の芝居を観るときは、いつも一緒のつもりで観ています。

期待を裏切らない存在感。やはり観ておいてよかった。

まだまだ、ずっと魅せていただきたいと切に願います。

 

大阪のお客さまは、どうやら文楽をご覧になる方が多いようで、休憩時間に客席から聞こえてくるおしゃべりは、文楽と比較しての話であったり、物語の謂れのことであったり、文化的に見識の高いお話をされている方が多く、こっそり、私も勉強させていただきました。

京都南座は芝居中のおしゃべりが多くて、携帯も鳴っちゃったりして、「おやおや」と思うことが多かったのですが、関東の私から見れば、同じ関西のように思っていましたが、お客様の雰囲気がこんなに違うんだなぁと、大きな発見でした。

 

大向こう以外からもいっぱい声が掛かり、芝居をみんなで盛り上げ、楽しんでいらっしゃる方も多く、また訪れたい劇場になりました。

 

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大阪松竹座

 

良い思い出をありがとうございました。

 

梅雨明け間近・・・名残に紫の花を

 

今年の梅雨は、まさに梅雨らしく、

日照は少ないし、雨が降れば寒いし、薄日が差せば蒸し暑い。

 

この間の庭といったら、濡れて倒れた花に、雑草が追いかぶさり、

そう、雑草だけはやたらと元気で、雨で手入れもままならないから、

見るたびに、こちらにストレスが溜まってくる。

 

今年は特にドクダミが激しく席巻・・・。

 

そんな中でも、梅雨にお似合いの紫の花たちが、

今年も、この鬱陶しい季節を少し素敵なものに替えてくれました。

 

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アガパンサスアカンサスギボウシ

 

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アガパンサス

 

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アカンサス

 

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ギボウシ

 

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ブルーセージ

 

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アジサイ

 

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アジサイ

 

ハンゲショウが半化粧してくれたのは、

これだけでした。

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ハンゲショウ

 

この数日の日照で、朝顔がようやく一輪。

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西洋アサガオ

 

さぁ、これからは、真夏の花を楽しみにすることにしましょう。

 

たかが軽自動車、されど軽自動車。

気が付けば、もう、7月も下旬。

UPしたいことは山ほどあったのに、6月から仕事が猛烈に忙しくなって、

その気配は7月になっても鎮まる気配もなく、もちろんプライベートは山ほどの記事のネタがあるくらいだから、当然、忙しかったのはお察しのとおり(笑)。

余計なことに、7月初旬には、ひどい咳風邪をひいてしまい、未だに咳は抜け切れない始末。

それでも、記録として残しておきたいことも多々あるので、ぼちぼち更新していこうと思います。

イムリーではない話題も出てきてしまいますが、ご容赦を(笑)。

 

さて、この4月をもってリース契約を終了した夫のデイズ・ルークス。

turboも付いていて、長距離も苦にならないほどの軽自動車とは思えないスペックで、この数年間、友達との旅行や仕事などに、私も重宝に使わせてもらっていましたが、年齢的に電車で出掛けることも多くなったし、車はもういいかな、って思ったものの、これが、いざなくなると妙に不便で・・・(笑)。

 

結局、2か月も我慢ができず、

買っちゃいました(笑)。

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Mira e:S

スペックはグッと落ちますが、運転席周りは意外と広くて快適。

街くるまですしね。これで十分。

カラーもとても気に入っていて、やっぱり何時でも乗れるという便利さが嬉しい。

納車されて約2週間。乗ったのは、まだ、美容院に行ったときだけなんだけど(笑)。

 

もうすぐ梅雨も明けるだろうし、さて、次は何処に行くときに乗ろうかな。